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復興願い古式の稲刈り 阿蘇市で収穫祭 (熊本日日新聞)

熊本日日新聞 ニュース (記事より)

 熊本地震からの復興を願い、阿蘇市小里の水田に植えられた稲の収穫祭が14日、現地であり、主催団体の関係者や地元の子どもたちが手で刈り取った。

 青少年の健全育成や、日本の伝統文化の伝承活動をするNPO法人、地球[ちだま]と共に生きる会(本部・山梨、渡邉政男理事長)や同市などでつくる実行委が復興イベントの一環で企画。5月、20アールの水田に苗を植えた。

 この日、神道の古式にのっとった儀式で収穫。実行委メンバーや地元の保育園児ら約50人が一斉に、利き手と反対の手に持った鎌で稲を刈り取った。

 実行委員長の渡邉理事長(67)は「大自然の中で素晴らしい収穫祭ができて感激。阿蘇の一日も早い復興を祈りたい」と話した。

 復興イベント最終日の15日は午前9時から、内牧の阿蘇体育館で吹奏楽の演奏会や剣道の演武、よさこい踊りなど多彩なステージを繰り広げる。(岡本幸浩)